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昆虫列車 第18集 10 つるぎ「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑩いよいよ十段です。スサノヲはその隙をついて、腰に差していた「十束剣」でヤマタノオロチに切りかかり、退治したのです。 「「オロチ」はおどろき、のたうちまわった。」「ひらめく、ひらめく、ひらめく、いなづま、とどろく、とどろく、とどろく、いか... -
詩が掲載された昆虫列車一覧
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昆虫列車 第18集 9 酒「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑨第九段は、お酒を飲んでいる姿を詳細に、リアルに表現しています。「ぐいつぷ、ういつぷ」溢れそうな量のお酒が「たらりこ・たん、たん」「とろりこ・とん、とん」。飲んで酔いが進んでいく「オロチ」の様子が「とうたらり」「とうとうたらり」と表現され... -
昆虫列車 第18集 8 ちから「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑧さあ、いかがでしょう。第八段です。見たことのある言葉がありますね。そうです「オロチ」です。「オロチ」といえば、「ヤマタノオロチ」ですね。 泣いていた老夫婦は、「アシナヅチ、テナヅチ」。毎年一人ずつ娘を「オロチ」に食べられてしまっていたの... -
昆虫列車 第18集 7 箸「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑦ 多くの神々にタカマの原を追放されたスサノヲですが、この段の初連は「タカマの原よ、さよなら、」自分の意志を表現してます。自ら「イヅモの国へ、ひとすぢ。」と、目的地も決めています。と、ここにも「古事記」から省略されている場面があります。地... -
昆虫列車 第18集 6 笑ふ「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑥スサノヲはいよいよ追放されてしますのです。え~、だれが追放したのでしょうか。まあここも細かいことは気にせず、先に行きましょう。 その追放されたときの様子が第六段「笑ふ」です。天上のあらゆる神様たちが皆でスサノヲを追い払ったのです。髪も爪... -
昆虫列車 第18集 5 くらやみ「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑤この第五段「くらやみ」は、五音七音で落ち着いた雰囲気です。実際には、「アメノウズメ」という女神が岩戸の前で踊り、アマテラスが外をのぞいたところをタジカラオウが引っ張り出してしまうという内容です。そういえばこのお話は、映画「陰陽師」ですね... -
昆虫列車 第18集 4 怒る「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
④第四段「怒る」です。いったい何に怒っているのか原文にはありません。しかし、その怒りで高天原を滅茶苦茶にしたことは記述されています。その内容は、この詩の通りです。しかし不二は、説明的な場面を言葉を重ねることで勢いや激しさを表現し、体言止め... -
昆虫列車 第18集 3 タカマの原「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
③スサノヲの姉アマテラスの治めるタカマの原の様子が描かれています。 山、空、木、川と自然の様子。アマテラスの様子。自分の思い(この力を発揮できるようなこと)をとげたいと願うスサノヲのつぶやき。機織りや玉磨きの生活の様子。古事記の原文には見... -
昆虫列車 第18集 2 まっしくら「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
②スサノヲの命は「暴風雨の神」といわれのるはこのためでしょう。イザナミが鼻を洗ったときに生まれたので、鼻は呼吸をするところから暴風雨に結びついたのでしょう。後述しますが、お天気を司っているのは、アマテラスですよね。しかし、姉に会いたい一心...