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詩が掲載された昆虫列車一覧
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水上不二
水上 不二(みずかみ ふじ、男性、1904年(明治37年)1月10日 - 1965年(昭和40年)3月31日)は、日本の童謡詩人、童話作家、作詞家。 来歴宮城県本吉郡大島村(現在の気仙沼市)字長崎にて父・佐助、母・あやの の次男として生まれる。 1918年(大正7年)... -
大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙一覧
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講談社の絵本ゴールド版109 金のりんご
1963(昭和38)年2月号下 金のりんご 水上不二 「金のりんご」は、アイルランドの詩人イェーツの編んだ「アイルランド童話集」の中の「コン=イーダの話」、またの名「アーン湖の金のりんご」によったもので、大昔、アイルランドが、西方の幸福の島と... -
童話が掲載された書籍等一覧
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昆虫列車 第3集 葵
葵 水上不二 雌蕋(おしべ)よ, 雄蕋(めしべ)よ, お日さまにぶいよ。 にぶいよ, つゆばれ, 葵が咲いてる。 雌蕋(おしべ)よ, 雄蕋(めしべ)よ, みるくの息だよ。 ちろちろ, とかげが, 香(にほ)ひを吐いてる。 雌蕋(おしべ)よ, 雄... -
新聞に掲載された寄稿文(三陸新報)「九年ぶりの旅」「小金井手帳」一覧
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昆虫列車とは?なぜこの作品をつくることになったのか
『昆虫列車』とは、昭和12年に水上不二が主宰し、まど・みちおや米山愛紫らと創刊した同人誌です。昆虫列車のスタートが第1集である『昆虫列車』であり創刊号です。 『昆虫列車』の概要を知るためには、『昆虫列車』第1集p3とp12『昆虫列車点描』、最終裏... -
昆虫列車第1集 P2 巻頭詩
昆虫列車第1集 P2 昆虫列車 はしれ、はしれよ、昆虫列車 けふの日和に、季節の風に。 ベルを鳴らして、お旗をあげて、 蒔いて行くのはお花の種子か。 はしれ、はしれよ、昆虫列車、 遠いかすみへ、スバルの星へ。 草のトンネル、もひとつくぐりや、 雲が... -
新聞に掲載された寄稿文(からくわ民友新聞)一覧
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水上不二
水上 不二(みずかみ ふじ、男性、1904年(明治37年)1月10日 - 1965年(昭和40年)3月31日)は、日本の童謡詩人、童話作家、作詞家。 来歴宮城県本吉郡大島村(現在の気仙沼市)字長崎にて父・佐助、母・あやの の次男として生まれる。 1918年(大正7年)... -
昆虫列車とは?なぜこの作品をつくることになったのか
『昆虫列車』とは、昭和12年に水上不二が主宰し、まど・みちおや米山愛紫らと創刊した同人誌です。昆虫列車のスタートが第1集である『昆虫列車』であり創刊号です。 『昆虫列車』の概要を知るためには、『昆虫列車』第1集p3とp12『昆虫列車点描』、最終裏...
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新聞に掲載された寄稿文(からくわ民友新聞)一覧
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大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙一覧
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新聞に掲載された寄稿文(三陸新報)「九年ぶりの旅」「小金井手帳」一覧
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大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙0
1961(昭和36)年11月8日(水) 母校米寿 八十八周年を手帖の年齢早見表で見ると、大島小学校が誕生したのは、日本ではじめて学制が発布された明治五年か六年で、ついでに数えてみると、私たち男女四十人ばかりが入学したのは明治四十三年の四月というわけ... -
大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙6
1963(昭和38)年9月14日(土) 「くぐなり」への手紙6 〔その六〕 第四信で「メモ風のほんの数行のきれぎれが……」と書きましたが、かつて鈴木三重吉先生が主宰していた「赤い鳥」では誌代を送る振替用紙の通信欄にスペースをとって、家庭でのこどもの言動... -
大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙5
1963(昭和38)年7月1日(月) 「くぐなり」への手紙5 〔その五〕 三月の末に、遠藤金坪さんの「早春」と題する絵を学校から拝受しました。紺碧の海に唐島がもりあがり、前景には麦畑がひらけ、左には松をいただいた石灰岩?の崖がそばだち、楽しくもなつ... -
大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙4
1963(昭和38)年3月20日(水) 「くぐなり」への手紙4 〔その四〕 第五三号によると、御紙が読売新聞の地方版にとりあげられ、柴田郡の人から参考にとの求めがあったとのこと、さもあるべしと思い、ここに至るまでの皆さんの労苦がしのばれました。 小山... -
大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙3
1963(昭和38)年3月20日(水) 「くぐなり」への手紙3 〔その三〕 この冬は、北半球のほとんど全域をおそったというきびしい寒波に見舞われましたが、三陸新報によると、卒業式は三月二十日の十時からとか、ひとしく中学生になる卒業生たちは、将来への夢を... -
大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙2
1962(昭和37)年10月5日(金) 「くぐなり」への手紙2 〔その二〕 私が少しばかり図書を生徒たちに届けたことが「くぐなり」の四五号と四六号に書かれ、「水上文庫」を設ける予定だとありました。このことでは校長先生からもお便りを頂きましたが、文庫の名... -
大島小学校PTA新聞くぐなり 「くぐなり」への手紙1
1962(昭和37)年8月7日(火) 「くぐなり」への手紙1 〔その一〕 「くぐなり」の未着分をお願いしましたら、さっそく送って頂き、うれしく拝見しているところへ、またも同じバックナンバーが届けられました。これは貴重な資料となるものなので、重複する分...
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童話が掲載された書籍等一覧
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講談社の絵本ゴールド版113 くもになったぱん
1963(昭和38)年4月号下 くもになったぱん 水上不二 ①めりーさんは、ぱんを つくりました。おなべに いれて ふくらませました。 ②ぱんは。ずんずん おおきく なっていきました。 ③めりーさんは、てかごを さげて。いちばへ かいものに でかけ... -
講談社の絵本ゴールド版112 かしこいこじか
1963(昭和38)年4月号上 かしこいこじか 水上不二 とおい みなみの くにに、かんちーると いう こじかが いました。あるひ、みずを のみに、かわの そばへ いきました。 すると、みずの うえに、ぽっかりと きの ぼうが うかんで いま... -
講談社の絵本ゴールド版109 金のりんご
1963(昭和38)年2月号下 金のりんご 水上不二 「金のりんご」は、アイルランドの詩人イェーツの編んだ「アイルランド童話集」の中の「コン=イーダの話」、またの名「アーン湖の金のりんご」によったもので、大昔、アイルランドが、西方の幸福の島と... -
講談社の絵本ゴールド版103 ふしぎなてーぶるかけ
1962(昭和37)年11月号下 ふしぎなてーぶるかけ 水上不二 ぶーつは、のはらの なかの ちいさな いえに、おかあさんと ふたりで すんでいました。 びゅう、ぴゅうと きたかぜの ふく、さむい ひでした。「ぶーつや。ものおきへ いって、こむ... -
講談社の絵本ゴールド版102 みんなのりんご
1962(昭和37)年11月号上 みんなのりんご 水上不二 ふんらすの くにの しずかな むらです。みちばたに、りんごの なみきが つづいて います。どの きにも、あかくて おおきな りんごが、たくさん なって います。 おいしそうに ひかって... -
講談社の絵本ゴールド版94 こいぬとにじ
1962(昭和37)年7月号上 こいぬとにじ 水上不二 こいぬが、のはらで あそんで いました。 ばらばらと あめが ふってきました。こいぬは、まつの きのしたへ いって、いしの そばに さいて いる あかい はなを みて いました。 あめは... -
講談社の絵本ゴールド版92 いしやのぴえーとろ
1962(昭和37)年6月号上 いしやのぴえーとろ 水上不二 いしやの ぴえーとろは、はたらいても はたらいても、いつも びんぼうでした。そこで、ぴえーとろは、かみきまに おねがいしました。 「わたしに、きんや ぎんの いっばい ついた がい... -
講談社の絵本ゴールド版85 ひげのおじいさんとつぼ
1962(昭和37)年2月号下 ひげのおじいさんとつぼ 水上不二 むかし、ある まちに、とても おこりんぼうで、けんかの すきな こどもが いました。 きょうも、ともだちと けんかをして、おとうさんに しかられました。「そんなに けんかの す... -
講談社の絵本ゴールド版80 なおこちゃんとすずめ
1962(昭和37)年1月号下 なおこちゃんとすずめ 水上不二 ちゆんくるちゆん、ちゆんくる ちゅん。 なおこちゃんは、おとうさんにかって いただいた とりかごを まどの ききに つるして、すずめを かって いました。おとなたちが、きれいな...
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昆虫列車 第18集 11/12 あたらしい土/雲「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑪⑫ 第十一段「あたらしい土」と第十二段「雲」は、「古事記」の原文上は分けることが難しいと感じました。 原文では、「草薙剣」を「オオカミ(アマテラス)」に献上します。そして、出雲の国にあたらしい宮を作るのです。第十一段は農耕によって恵の多い... -
昆虫列車 第18集 10 つるぎ「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑩いよいよ十段です。スサノヲはその隙をついて、腰に差していた「十束剣」でヤマタノオロチに切りかかり、退治したのです。 「「オロチ」はおどろき、のたうちまわった。」「ひらめく、ひらめく、ひらめく、いなづま、とどろく、とどろく、とどろく、いか... -
詩が掲載された昆虫列車一覧
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昆虫列車 第18集 9 酒「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑨第九段は、お酒を飲んでいる姿を詳細に、リアルに表現しています。「ぐいつぷ、ういつぷ」溢れそうな量のお酒が「たらりこ・たん、たん」「とろりこ・とん、とん」。飲んで酔いが進んでいく「オロチ」の様子が「とうたらり」「とうとうたらり」と表現され... -
昆虫列車 第18集 8 ちから「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑧さあ、いかがでしょう。第八段です。見たことのある言葉がありますね。そうです「オロチ」です。「オロチ」といえば、「ヤマタノオロチ」ですね。 泣いていた老夫婦は、「アシナヅチ、テナヅチ」。毎年一人ずつ娘を「オロチ」に食べられてしまっていたの... -
昆虫列車 第18集 7 箸「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑦ 多くの神々にタカマの原を追放されたスサノヲですが、この段の初連は「タカマの原よ、さよなら、」自分の意志を表現してます。自ら「イヅモの国へ、ひとすぢ。」と、目的地も決めています。と、ここにも「古事記」から省略されている場面があります。地... -
昆虫列車 第18集 6 笑ふ「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑥スサノヲはいよいよ追放されてしますのです。え~、だれが追放したのでしょうか。まあここも細かいことは気にせず、先に行きましょう。 その追放されたときの様子が第六段「笑ふ」です。天上のあらゆる神様たちが皆でスサノヲを追い払ったのです。髪も爪... -
昆虫列車 第18集 5 くらやみ「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
⑤この第五段「くらやみ」は、五音七音で落ち着いた雰囲気です。実際には、「アメノウズメ」という女神が岩戸の前で踊り、アマテラスが外をのぞいたところをタジカラオウが引っ張り出してしまうという内容です。そういえばこのお話は、映画「陰陽師」ですね... -
昆虫列車 第18集 4 怒る「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
④第四段「怒る」です。いったい何に怒っているのか原文にはありません。しかし、その怒りで高天原を滅茶苦茶にしたことは記述されています。その内容は、この詩の通りです。しかし不二は、説明的な場面を言葉を重ねることで勢いや激しさを表現し、体言止め... -
昆虫列車 第18集 3 タカマの原「スサノヲの命」童謡組曲 日名子丹
③スサノヲの姉アマテラスの治めるタカマの原の様子が描かれています。 山、空、木、川と自然の様子。アマテラスの様子。自分の思い(この力を発揮できるようなこと)をとげたいと願うスサノヲのつぶやき。機織りや玉磨きの生活の様子。古事記の原文には見...